メジナについて
呼び名
メジナも地方によって呼び名が変わります。
関東 | メジナ、グレ |
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関西 | グレ |
九州 | クロ |
全般 | 25cm前後の事を足裏、20cm前後の事をコッパと呼びます。 |
種類
尾長メジナ(クロメジナ)
主に沖を回遊している。尾が長いのが特徴。
潮の早い離島などに生息数が多い。
口太メジナ
主に地磯、堤防、浅場周りを回遊している。
岸近くなら何処にでも生息している。
見分け方
尾長は尾が長く、上下両顎の歯は一列、エラの縁が黒く、鱗が細かいのが特徴。対して口太メジナは、尾は扁平が多く、上下両顎の歯は2~3列、エラは黒くなく、唇が厚いのが特徴です。
メジナの生態
食性
口太メジナは主に海草など植物性のエサを食べています、動物性のエサも食べるようです。
尾長メジナは主に動物性のエサを食べ、エビ、小魚などを食べます。
季節により海草などの植物性のエサも食べるようです。
産卵期
産卵期は3~5月です。この時期は卵巣や精巣が大きくなったメジナが釣れます。
口太メジナの生態
晩冬~春
産卵の体力を付ける為、また産卵の為、大型が岸近くまで入ってきます。食欲は旺盛です。
梅雨期
コッパから大型まで、地磯から湾内まで入ってきます。この時期が一番釣りやすい時期です。いわゆる梅雨メジナと言われます。初心者にもお勧めです。
夏~秋
海藻類が少なくなり、食性が動物性に変化します。
晩秋~冬
食性が動物性から植物性に戻ります。これからがいわゆる寒メジナです。
メジナの釣り方
道具・仕掛け
黒鯛釣り・入門編と同じですが、変える点だけを解説します。
竿
1.2~1.7号程度を使用しましょう。あまり柔らかいと沈み根などに突っ込まれ、切られてしまうか、根に潜られてしまいます。
ウキ
円錐ウキを使用しましょう。サラシ場などでは棒ウキではアタリが取れません。
エサ
オキアミや練りエサ、海苔(次章参考)を使用します。
コマセ
配合エサ+オキアミやアミ、海苔を使用します。地域によってはイワシミンチを使う所もあるようです。
釣り場
沖磯、地磯、堤防と何処でも釣る事ができます。尾長狙いの場合は、潮が通す場所、沖磯、離島などに釣行しましょう。
海苔メジナ釣法
メジナの海草を食べる食性を利用して、海苔・アオサを使いメジナを釣る方法です。次章で詳しく解説していますのでご覧下さい。