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イカタン(黄・サナギ漬け)の改良・作成。

イカタン(黄・サナギ漬け)を作ったが、なかなか良かったので新たに改良したのを作ることにした。作るのは2種類、黄タンと茶タン(サナギ漬け)。

左のは黄タン、右が茶タン用。黄タンはイカリングにカットされたイカの皮を剥く。これで黒い部分がなくなり真っ黄色に染まる。エンペラも皮が剥ければ黄タンにするが剥けないのが多く茶タン用にする。茶タンは皮を剥かずにそのまま。

細かくカットしてから1時間塩漬け。水分と生臭みが出てくるので水を切る。

黄タンは別の容器で黄色色素を溶かしてそこに塩漬けしたイカを入れる。茶タンはチヌにこれだ!!を入れて漬け込む。これを半日ほど冷蔵庫で寝かせる。

両方ともザルに入れ軽く洗い水分を切る。黄タンは良い感じに染まっている。

このままだとベトついて使いづらい。黄タンはイワシ粉末に、茶タンはサナギ粉にまぶす。これでまた匂いも付加でき完成となる。冷凍庫に入れて保存する。塩で締めたので冷凍庫でも凍りつかない。
黄タンは見た目は黒いけど、海水につけると粉が落ちて黄色くなる。

針への付け方、数種類。「一つ通し刺し、一つチョン掛け」がベストだと思う。フグが多い場合はチョン掛けがハリスを噛まれなくて済むようだ。

何故イカタンを使うのか、それは昨日も書いたが素針で流す時間を極力減らすため。
特にサナギの場合は重さはウキに乗らず、エサの有無はウキの反応では分からない。フグはサナギを上手く齧り取ってしまう。ウキにアタリが出ないのだ、まるで溶けるように無くなっている。すると素針を流していることになる。これを防ぎたい。
イカタンを使ってみてフグは齧るけど針に残っている確率が高くなった。故に黒鯛が入ってくれば食ってくるチャンスも増えると思うのだ。

イカは冷凍のスルメイカ、イカリング用にカットされたもの。まだ半分残っているが、次回はカットされていない冷凍スルメイカを買ってみようと思っている。他のイカも試してみたいが、スルメイカが良いような気がする。色も染まるしね。

あとはイカタンで黒鯛を釣るだけ。黒鯛が食ってくれることを信じて続けてみようと思う。特に黄タンはあの色からして食うと思うんだよね。

コメント

  1. フライリール より:

    沢村様
    今回の記事で、生イカが簡単に浸透する事を初めて知りました。
    今までは、蛹の匂いが凄いためにガス直火やレンジ利用すると台所、レンジ内に充満して
    奥さんに怒られるだけでなく、数度のクリーニング拭き等散々やらされました。
    このやり方だと専用容器のみで、作れそうですし、コスト的にも安いので夏季以降に試します。
    尚、春時期に黒鯛がイカで釣れた記事や記憶が無いので、シラスや桜エビ代用で作ってみますが、フグには釜茹シラスさえも弱いですから、イカが一番なんでしょうね。

    • 沢村 より:

      船釣りのアジ釣りで赤タンがありますからね。着色は出来ます。
      私も臭いで怒られます。奥さんが居ない時に換気をしっかりしてこっそり作ってます。(笑)
      イカタンはコストが安いのが何よりですね。次回は丸のままのスルメイカを買ってきて大量生産するつもりです。
      桜エビは今はなかなか手に入りません。昔は普通にエサとして売られていて、黒鯛を結構釣った記憶があります。10年くらい前には由比漁港で冷凍品を買ってきました。