この前はフグ地獄の中、突然良型が食ってきた。
多分だが黒鯛は沖から入ってきてすぐに食ったと思われる。
胃の中にコマセや練りエサは全く入っていなかったからだ。消化器官には少量のイガイと黒っぽい海苔が大量に入っていた。
千葉の海苔漁師が黒鯛に海苔を食われて困るとテレビでやっていたが、この時期は海苔を好んで食べているようだ。アオサで黒鯛を狙うべきか、でも良いアオサは生えてないんだよね。
今シーズンのクサフグの活性は物凄いものがある。
では、昨年・一昨年はどうだったのか釣行記を読み返してみた。
海水温はほぼ同じなのにフグの活性が全く違う。
昨年・一昨年はフグが出始めても単発、フグ地獄になるのは日没前後の30分間だけ。
だからエビダンゴやクリームダンゴが通用する、そして比較的簡単に釣れる。
今シーズンはと言うと最初っからフグ地獄継続。生サナギダンゴが残り始めても他のエサではフグに通用しない。何故、こんなにもフグが湧いてしまったのか?。温暖化の影響、高水温の影響、フグの産卵後に台風が来なかったのが原因なのか、これはちょっと分からないね。
この先・春の渚釣りを考えるとフグ地獄は継続するだろう。厳しい戦いは続きそうだ。
今考えているのは、フグの活性が落ちる半夜と早朝の暗い時間帯の釣行。先日は半夜でもカイズが出ているので水温高ければ出る筈と読む。
今日は自作練りエサ・生サナギダンゴの大量作成に取り掛かる。
全部で10枚完成、これでもフグ地獄なら3回釣行で足りなくなる。1枚は85g程度、原材料のみの単価は1枚約40円となる。市販品と比べると安く済み、大粒にしたり大量に使っても気にならない。
乾燥・湿気を防ぐため、1枚1枚ジップ付きの袋(50枚で110円)に入れてある。
自作練りエサの一番の難しさは柔らかさの調整。
硬すぎず・柔らかすぎず、水分の調整に一番気を使う。また釣り場での乾燥も考えなくてはいけない。
正月に作った生サナギダンゴはちょっと硬かった、針に付けるとボロボロ崩れる。これだとフグに突かれただけでポロッと針から落ちてしまう。
私はフグに食われても針の懐に芯残りするエサを目指している。芯残りすればそれを黒鯛が食う考え。
練りエサには作った日付を書いておいて、ダメな時はその日に作ったものは全て再調整、水分や小麦粉を加えて柔らかさの調整をする。
この先もフグ地獄継続で生サナギダンゴに頼った釣りになるかも知れないね。
新たな練りエサも現在研究中。これからも試行錯誤していきます。